ストレートの正しい握り方~指を立てる~
ボールを握る際、縫い目に指を置くだけにしていませんか。
フォーシームで投げることは教わっても、どのように力を入れるかについては感覚の問題になるため、正しく教わったことのない人がほとんどだと思います。
強く、正確にボールを投げるためには指を立てたり、引っ掛けたりする必要があります。
指のかけ方
(2019年9月6日 GATTINチャンネルより)
縫い目に指を置くだけでは腕を振る際の遠心力に負けてボールは抜けてしまいます。
そのためかぎづめのように指を掛け、少し引っ掻くイメージで投げると腕を振った際の力が十分にボールに伝わり、速いボールが投げられるようになります。
この時、指の第1関節の少し上の部分を縫い目にかけるようにするとより力が伝わります。
面で力を受けるよりも一点に集中させた方が圧力は高まります。
ボールを投げる時も同様で、指を乗せるだけだと腹全体でボールに力を伝えることになるため、力は分散してしまいます。
指を立てることによって指とボールの接する面積を小さくし、そこに体からボールに伝わる力を集中させることでボールの進行方向への力を分散させずに投げることができるようになります。
硬式と軟式で握り方を変える
(2019年9月5日 トクサンTVより)
軟式ボールはゴム製のため摩擦力が強くなり、弱い力で握ってもすっぽ抜けることは多くありません。
しかし硬式ボールは革製のため、とりわけ乾燥している時期は指先に力が入っていないとすっぽ抜けてしまいます。
力を入れ過ぎるとコントロールを乱してしまいますが、軟式のように指先をあまり意識せずに力を抜き過ぎてしまっても力のあるボールは投げられません。
硬式は指先にいくらか力を入れてもいいという意識で投げましょう。