骨盤の回転で腕を速く振る
ピッチングやスローイングにおいて腕を速く振ってスピードアップしようとしていませんか。
腕を速く振るのはもちろんですが、腕ではなく骨盤の回転で腕を振ります。
腕は振られるのです。
(2020年7月14日 馬原孝浩より)
骨盤の回転で腕を振る
ピッチングは下半身からの連動で行われます。
そのため上半身を下半身で動かします。
上半身や腕を捻る動きは骨盤の回転で行います。
軸足の膝は使わない
軸足の膝を捻じって上半身を捻じろうとすると必要以上に捻じってしまい、体重が上手く乗りません。軸足は踏み込み足に体重移動するために使い、捻じりには使わないくらいの意識でいいようです。
軸足を最後まで残すためにはワレの動きが大切になります。
ワレができていないと踏み込み足にすぐに引っ張られてしまいます。
ワレを作るためには軽く膝を曲げ、体重を乗せられるようにする必要があります。
ワレができていると、足を踏み出すまで骨盤は回転せず右投げなら3塁方向を向いたまま動き、踏み込み足の着地と同時に一気に回転させて球速をアップさせることができます。
骨盤は前傾、お尻を少し下げる
体全体の筋肉に力を入れるためには骨盤を前傾させる必要があります。
後傾していると、スイッチが入りません。
ただ骨盤を前傾させて棒立ちのような状態でも力が入りませんので、お尻を少し下げる、座るような形にすると力を入れやすくなります。
動画の中で並進運動の際は若干後傾させるとありましたが、他の指導者の動画を見る限り、後傾させるというよりはお尻を少し落とすといったほうが適当でしょう。
また、肩を水平にしたまま並進運動すると述べていましたが、オーバースローの場合投げる側の肩を下げて並進運動したほうが、踏み込み足着地時のトップからリリースにかけて肩が上がりやすくなりますので、要検討です。
体重移動のために正面よりグラブ側を叩く
リリース時に正面を叩くような形だと体重が十分に乗り切らない可能性があります。
その場合は真ん中ではなく踏み込み足の上あたりを叩くようにすると体重が乗りやすくなります。
骨盤に特化した動画が別に紹介されていますので、こちらも参照してみてください。
(2020年7月18日 馬原孝浩より)