Youtube動画から正しい投球フォームを学ぶ

Youtubeにアップされている投球フォームに関する動画に解説を加えてアップしていきます。

治りにくい肩こりにも効く! 鎖骨周辺のセルフケアで肩の動きをスムーズにする

肩こりと野球肩の共通点

肩こりは基本的に同じ姿勢の継続により肩周辺の筋肉において血流が悪くなり、硬くなって動きが悪くなることに起因して発生します。

そのため、投げ過ぎや間違ったフォームでの投球を繰り返し、筋肉が硬くなるタイプの野球肩とは可動域制限という共通点があります。

そのような場合は筋肉を緩めて動きやすくすることが基本的な対処方法になりますが、鎖骨周辺のケアでも大幅に改善することがあります。

肩こりにも野球肩にも使えるセルフケアについて見ていきましょう。

 

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肩甲骨は鎖骨と繋がっている

肩甲骨は他の骨とは異なり、他の骨とはつながらずに単独で浮いている骨とされていますが、唯一肩関節の一部として鎖骨とつながっています。

よって、肩甲骨の動きには鎖骨と鎖骨周辺の筋肉が関わっています。

鎖骨周辺の筋肉の動きがよくなると肩甲骨の動きもよくなり、肩から腕にかけての動きがスムーズになります。

鎖骨が上がらないようにケアする

鎖骨が上がって肩をすくめたような状態になると、鎖骨を支点にした肩甲骨の動きに支障が出るため、肩の動きが制限されます。

そのため鎖骨周辺の筋肉である胸鎖乳突筋(鎖骨から耳にかけて首の横を通る筋肉)をほぐすことが重要になります。

胸鎖乳突筋が硬いままだと肩を上げた際につまりが感じられますが、ここを柔らかくすることで腕を上げた際に鎖骨周辺からの痛みの発生が和らぐようになります。

 

ほぐし方は動画にある通り、鎖骨と喉の間を指で押し、顔を反対側に回してストレッチをかけます。

そして、指で押さえたまま腕を上げると以前よりも上がりやすくなります。

 

腕を上げる際に肩をすくめた状態になると肩の上部で骨と筋肉が衝突するインピンジメントを発症しやすくなります。

肩こりのような筋肉の柔軟性不足が本格的な野球肩につながりますので、肩の柔軟性は野球において非常に重要なのです。

(2019年4月14日 もり鍼灸整骨院

腕を上げるのは鎖骨だけではない

ここまで腕を上げる際の鎖骨の重要性について見てきましたが、鎖骨は腕の上部にあり、腕を引き上げる役割を果たします。

そして腕を押し上げるのは、肋骨の横にある前鋸筋になります。

前鋸筋のケアについては別の記事で紹介していますので併せてご参照ください。