元MLB藪によるピッチング指導
阪神タイガースとMLBで活躍した藪によるピッチング指導です。アメリカ経験ありということで、現代理論に基づく指導になっています。
腕は捻らずに真っ直ぐ手首から上げる
以前は肘から腕を上げ、トップの位置ではボールをセンター方向に向けるのがよいとされていましたが、それとは真逆の手首から真っ直ぐ上げてボールは3塁方向を向くようにと指導しています。
この投げ方だとトップの位置までに肩に負担がかかることは無くなります。
まさに現代理論です。
またトップの位置まで上げる際は、腕が背中側に行かないように手首を立てるようにと言っています。
これはあまり聞かない考え方です。
手首を立てると脱力が難しくなりますので、合う合わないがあるでしょう。
グローブを上から下に降ろす
グローブを顔の高さあたりから下げるようにしてその反動で腕を上げるとしています。
どこまで上げるかは人それぞれですが、オーバースローの場合は体を縦回転させるために有効です。
桑田はこの考え方です。
踏み込み足の股関節に力を入れる
軸足の股関節にタメを作り、それを踏み込み足側の股関節に体重移動してそこを支点に体を回転させますが、単に体重移動させるだけでなくパワーが抜けないように力を感じられるほどでないといけないようです。
上体を残してヒップファーストする
ヒップファーストはお尻からキャッチャー方向に始動していくだけでなく上体と軸足を残します。
この形ができると体全体がしなったような感じになり、上体がキャッチャー方向に動くエネルギーが大きくなって球速がアップします。
まとめ
今までこのサイトで紹介してきたことが要約されたような動画でした。元プロ、元メジャーの投手も実践している基礎ということが認識できたのではないでしょうか。
(2020年10月18日 クニヨシTVより)